ゴルフは道具を使いこなすスポーツ、上達にゴルフクラブの知識は欠かせません。持論『飛距離はクラブ、スコアはセッティング』の目から鱗の新連載。どうすれば飛距離アップできる? スコアアップする秘訣は?ゴルファーなら誰しもが持つ願望は「クラブ選びのちょっとした工夫で叶えることができます」と鹿又芳典さん。まずはドライバーの飛距離アップについて語ってもらおう。

クラブが進化したのに飛距離が伸びていない!?

——ゴルファーなら誰しもがもっと飛ばしたいと思っています。

鹿又 その夢を叶えるために、ゴルフクラブはこの20年間で大きく進化しました。でも、周りの人に話を聞いてみるとこの10年間飛距離が変わらないとか、逆に飛ばなくなったという人が実に多い。

——なぜでしょうか?

鹿又 弾道計測器等が開発され、そのデータをもとにより効率よく飛ばすためにクラブはどうあるべきかが解明されたことで、ドライバーをはじめとしてクラブの飛ばしのポテンシャルは大きく飛躍しました。それでも飛距離が伸びないというのは、根本的にクラブの選び方が間違っているからです。自分に合ったドライバーを使えば、アマチュアの平均的なヘッドスピード40m/sがあれば、240ヤード以上飛ばすことが可能です。ついでにいえば7番アイアンを打てる技術があれば、セッティングの工夫で誰でもシングルになれる。セッティングのことはそのうちにお話しするとして、このことは私が多くのゴルファーに対して実証してきたことです。

自分の打ち方を見極めるのがクラブ選びの第一歩

——間違ったクラブ選びとは?

鹿又 まず、これまでの自分の好みや固定観念で選んでしまうこと。簡単な例をあげれば軽いのはダメだとか、長いのはよくない、この形は嫌いだというように。キャリアが長いゴルファーほどこの傾向が強いですね。これではクラブの進化を享受して飛距離を伸ばすことはできない。

——その他には?

鹿又 いくら最新モデルでも、自分の打ち方に合ったクラブを選んでいないことです。

——クラブはスウィングに大きく関係するというわけですね。

鹿又 はい。飛距離を伸ばしたかったら、自分がどのようにクラブを動かしているかを客観的に正しく見極めた上で、その打ち方で効率よく飛ばせるクラブを選ぶことが必要です。

入り口と出口でのクラブの動きをしっかりとチェック

——レッスンプロにスウィングを見てもらうべき?

鹿又 信用の置ける人にチェックしてもらうのがいいでしょう。でなければスマホを使ってセルフチェックする方法もあります。

——ぜひ教えてください。

鹿又 練習場の打席の後方にスマホをセットして、飛球線後方から動画で自分のスウィングを撮る方法です。高さはちょうどアドレスした時のグリップの位置がいいでしょう。再生して見ると自分のイメージと実際のスウィングが大きく異なるはずですが、そんなことはここでは気にしないでください。スウィングがいい悪いではなく、大切なのはクラブがどう動いているのかを客観的に見ることです。

画像: 練習場の打席の後方にスマホをセットして、飛球線後方から動画で自分のスウィングを撮る

練習場の打席の後方にスマホをセットして、飛球線後方から動画で自分のスウィングを撮る

——具体的なチェックポイントは?

鹿又 クラブの位置とフェースの向きを、次の4つのポイントでチェックしてください。①テークバックで腰の高さまで来たとき(ハーフウェイバック)、②トップ、③ダウンの途中、腰の高さあたり(ハーフウェイダウン)、④腰の高さくらいのフォロー。

——インパクトではない?

鹿又 特に③と④、つまりインパクトの入り口と出口を見れば、ボールをまっすぐヒットしようとしてクラブをどう動かしているかがわかります。

——なるほど。では次回、そのセルフチェックによってわかったクラブの動かし方と、それに合った最適クラブの選び方をご伝授ください。

画像: 鹿又芳典(かのまた よしのり) 1968年東京都生まれ。クラブフィッター兼クラフトマンとして千葉県内でゴルフ工房 『マジック』を経営。豊富な経験と知識を生かしてプロを含めた幅広いゴルファーから絶大な信頼を得ている。また鋭い感性によるクラブの性能評価にも定評がある。

鹿又芳典(かのまた よしのり)

1968年東京都生まれ。クラブフィッター兼クラフトマンとして千葉県内でゴルフ工房 『マジック』を経営。豊富な経験と知識を生かしてプロを含めた幅広いゴルファーから絶大な信頼を得ている。また鋭い感性によるクラブの性能評価にも定評がある。

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