コンディショニングを行うことで、ゴルフにおける身体の正しい使い方を説き、数多くのツアープロを優勝に導いた石渡俊彦プロが「エクササイズだけで球筋は変えられる」をテーマにゴルファーの身体について指導する。第三回目は飛距離に直結する「高いトップを取り戻せ」がテーマ。日常生活で陥りがちな「猫背」が原因で懐が狭くなり、トップが浅くなってはいないだろうか? 意識して肩甲骨をほぐすことであの頃のトップが取り戻せるぞ!

肩甲骨周りや肩の柔軟性が加齢によって低下すると、スウィングに様々な影響が起こり、それが飛距離ダウンやショットが安定しない原因に繋がってしまいます。そこで今回は、若い頃のような高いトップを取り戻すための、肩甲骨周りや肩の柔軟性アップに効果的なストレッチをいくつか紹介しましょう。

肩甲骨のストレッチ 1

画像: 痛みを感じない程度に行おう

痛みを感じない程度に行おう

①姿勢よく真っすぐ立ち、頭の後ろで両手を組む

②片方のひじを頭の真後ろに持ってくるように、肩甲骨を上下に動かす

③その状態で5秒間静止。これを左右それぞれ8回行う

このストレッチは肩甲骨の回旋動作になります。肩甲骨の上下の柔軟性をアップさせることで、手元が高いトップを作ることができ、左肩の入りも深くなります。また、この箇所はラウンド後半になると柔軟性が低下しやすく、それによってパッティングの振り幅が、自分のイメージよりも小さくなりやすいんです。終盤になるとパットがショートするミスが起こりやすい人は、ラウンド中にもこのストレッチをするといいでしょう。

肩甲骨のストレッチ 2

画像: これが基本の姿勢

これが基本の姿勢

①直立姿勢から、両手のひらを外に向けるように、両腕を真っすぐ前に伸ばす

②手のひらを上に向けるように、左右の肩甲骨を引き寄せる(閉じる)動きで、両ひじが背中の後方にくるまで引く

③この動作を10回繰り返す

このストレッチは肩甲骨の開閉動作になります。両腕や両ひじの動きだけで行ってしまうと意味がないので、両腕を伸ばすときは肩甲骨を開き、両ひじを後ろに引くときは肩甲骨を閉じる意識で行うのがポイントです。可動域が広くなり、肩甲骨の開閉がスムーズになると、大きなトップとフィニッシュを作ることができ、スウィングアークが大きくなります。

肩のインナーマッスル 3

画像: 両腕を大きく広げよう

両腕を大きく広げよう

①両腕が地面と平行になるように、両腕を左右に広げる

②左右の腕を反対回りの方向に、肩の付け根からひねる

③左右ともひねりきったところで5秒間静止。これを10回繰り返す

これは肩の深部にあるインナーマッスルに効果のあるストレッチです。インナーマッスルの柔軟性がアップすると、スウィングプレーンが安定するので、ミート率がアップし、ショットのバラつきも改善されます。

肩甲骨周りや肩のストレッチを始める前に、軽く肩や腕を回すなど、準備運動をして体を温めておくと、より高い効果を得ることができます。また、無理は絶対に禁物です。痛みを感じない程度の範囲で、ゆっくりとした動作で行うようにしましょう。

撮影/三木崇徳

画像: 石渡俊彦(いしわたとしひこ) スポーツコンディショニング研究所及びゴルフスタジオf代表。 プロゴルファー&フィジカルトレーナー 1965年千葉県生まれ。 95年プロテスト合格。 男子・女子ツアーにおいて、復活優勝を果たした有名プロのコーチとして高く評価され、そのノウハウを活かし、若手の育成やアマチュアのレッスンにも力を注いでいます。 2004年「レッスン・オブ・ザ・イヤー」を受賞。 2005年 千葉市にてGolf Studio”f”を開設。

石渡俊彦(いしわたとしひこ)
スポーツコンディショニング研究所及びゴルフスタジオf代表。
プロゴルファー&フィジカルトレーナー
1965年千葉県生まれ。
95年プロテスト合格。
男子・女子ツアーにおいて、復活優勝を果たした有名プロのコーチとして高く評価され、そのノウハウを活かし、若手の育成やアマチュアのレッスンにも力を注いでいます。
2004年「レッスン・オブ・ザ・イヤー」を受賞。
2005年 千葉市にてGolf Studio”f”を開設。

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