コンディショニングを行うことで、ゴルフにおける身体の正しい使い方を説き、数多くのツアープロを優勝に導いた石渡俊彦プロが「エクササイズだけで球筋は変えられる」をテーマにゴルファーの身体づくりについて紹介する。第一回目は「今の自分の身体を知ろう~上肢編~」と題して、バックスウィングの高さやスウィングプレーンに関わってくる「首・肩」の状態をチェックする。理想のスウィングを取り戻すためにできることとは?

ゴルフの悩みはからだに直結している!

ゴルフのスウィングというのは、腕を振る動きと体の回転が伴った動作から成り立っています。加齢や日常生活の習慣によって、体の柔軟性、可動域が変化すると、それがゴルフのスウィングにも大きく影響を及ぼします。言い換えるなら、“いまのあなたのスウィングは、あなたの体の状態によって作られている”ということ。

「最近になって飛距離がガクンと落ちた」、「いつまでたってもスライスが直らない」……。そんな悩みを抱えているなら、スウィングをあれこれといじる前に、まずは自分の体の状態を知ることが大事なんです。そこで第1回目では首と肩、肩甲骨など、上半身の柔軟性や可動域をチェックしてみましょう。首や肩周りの柔軟性や可動域はクラブの動きに直結します。特に、トップポジションの高さ、スウィングプレーンの安定に関わってくる、重要な箇所になります。

①首の柔軟性&可動域のチェック

まず直立した姿勢から顔を正面に向けます。この基本姿勢から、胸や肩の向きは変えずに、ゆっくりと首だけを左右に回してみましょう。左のほうが右より回る、同じぐらい回るけど、右に回したときのほうが少しキツイなど、人によって差が出るはずです。たとえば、ゴルフスウィングのトップの形というのは、直立姿勢で首を左に曲げた状態と同じです。

画像: 足は肩幅くらい。正面を向いたこの姿勢から首を左右に振ってみる

足は肩幅くらい。正面を向いたこの姿勢から首を左右に振ってみる

もし右よりも左に向くのがキツイという人は、バックスウィングが浅くなり、トップが低くなりやすいといえます。逆に、左よりも右に向くのがキツイという人は、インパクトからフォローでヘッドアップしたり、フィニッシュが小さくなりやすいのです。

②肩、肩甲骨の柔軟性&可動域のチェック①

直立姿勢から、片方の腕を地面と水平に真横に伸ばし、手のひらを下に向けた状態でひじを曲げます。この基本姿勢から、耳に近づけるようにして、ゆっくりとひじを上げていきます。このとき肩を浮かせたり、体が傾いたりしないように注意。鏡の前で姿勢を確認しながら、ひじがどこまで上がるかをチェックしましょう。左右ともに45度以上、上げることができればOKです。

画像: からだごと傾けないように注意

からだごと傾けないように注意

45度以上、上がらない場合は肩の柔軟性が落ちている証拠。これも先ほどの首の柔軟性同様、トップやフィニッシュの大きさに影響するので、ドライバーの飛距離ダウンに悩んでいる人はチェックしてみましょう。

③肩、肩甲骨の柔軟性&可動域のチェック②

画像: 基本の姿勢。この時点で腕が上がらない人は無理のないように

基本の姿勢。この時点で腕が上がらない人は無理のないように

直立姿勢から、片方の腕を地面と水平に真横に伸ばし、手のひらを正面に向けた状態で、ひじを直角に曲げます。この状態から手首を真っすぐにしたまま、ひじから先の前腕を後ろに倒してみましょう。ひじが体の真横から前に出てしまったり、体を反らせるのはNGです。これも鏡の前で体を横向きにして、正しい動作ができているかを確認しながら行いましょう。前腕が地面と垂直の状態から15度ぐらい、後ろに倒せればOKです。

画像: ひじごと後ろに行かないように注意

ひじごと後ろに行かないように注意

たとえば、右が倒しにくい人はトップで右わきが開く、シャフトクロスになりやすいんです。逆に、左が倒しにくい人はフォローで左わきが開きやすくなります。肩や肩甲骨の柔軟性が低いと、理想的なオンプレーンのスウィングは手に入らないのです。

画像: 石渡俊彦(いしわたとしひこ) スポーツコンディショニング研究所及びゴルフスタジオf代表。 プロゴルファー&フィジカルトレーナー 1965年千葉県生まれ。 95年プロテスト合格。 男子・女子ツアーにおいて、復活優勝を果たした有名プロのコーチとして高く評価され、そのノウハウを活かし、若手の育成やアマチュアのレッスンにも力を注いでいます。 2004年「レッスン・オブ・ザ・イヤー」を受賞。 2005年 千葉市にてGolf Studio”f”を開設。

石渡俊彦(いしわたとしひこ)
スポーツコンディショニング研究所及びゴルフスタジオf代表。
プロゴルファー&フィジカルトレーナー
1965年千葉県生まれ。
95年プロテスト合格。
男子・女子ツアーにおいて、復活優勝を果たした有名プロのコーチとして高く評価され、そのノウハウを活かし、若手の育成やアマチュアのレッスンにも力を注いでいます。
2004年「レッスン・オブ・ザ・イヤー」を受賞。
2005年 千葉市にてGolf Studio”f”を開設。

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