40歳を過ぎてからプロテストに合格し、ツアーデビューを果たすなど、プロコーチの枠組みを超えた活動が大きな反響を呼んでいるプロゴルファー・中井学。
そんな中井が自らの波乱万丈のゴルフライフを振り返る連載。第12回は、「東建ホームメイトカップへの挑戦!」

石川遼選手の日本ツアー復帰で更なる盛り上がりを見せた男子ツアー開幕戦、2018東建ホームメイトカップ。私は今年も推薦出場の栄誉を受けた。ここで改めて推薦にご尽力いただいた東建多度カントリークラブ・名古屋の安江総支配人、そしてトヨタファイナンスの皆様に厚く御礼を申し上げます。結果は予選落ち。多くのゴルフファンの皆さんから、不甲斐ないプレーにも関わらずご声援賜りましたこと、この場をお借りして感謝いたします。ありがとうございました。

私にとって、この東建ホームメイトカップにはいろいろなご縁がある。男子プロのコーチとして第一歩を踏み出したのも、ゴルフメディアの取材を初めて受けたのも、プロゴルファーとしてデビューを果たしたのも全てここから。それだけに会場に来ると、試合じゃなくても緊張する。初心を忘れるなよとコースが語りかけてくる。

東建ホームメイトカップで私はあることを試みた

そんな中、私はあることを試みた。所属先のUUUM(ウーム)はYouTubeで活躍するユーチューバーのプロダクション。その強みを生かして、試合に出るプロゴルファーの一週間を映像でレポートすることにした。試合前の意気込み、勝手に優勝予想、予選落ちのご報告など。結果、この行動に賛否が飛び交った。「知らない事が多くて興味が持てた」「男子プロの試合を観ようと思った」などの好意的なものから、「ふざけてないで試合に集中しろ」「ゴルフを冒涜している」などのご批判も寄せられた。私自身、やってよかったと思っている。そして今後も続けるべきだと。好意的なご意見は嬉しいし、批判や中傷には気持ちも滅入る。だって人間だもの(笑)。

ゴルファーのためになること、それが私の基本姿勢

私がレッスンを含め情報を発信するときに肝に銘じていることのひとつ。それは「ゴルファーのためになる」ということ。当たり前のように聞こえるかもしれない。でもゴルフにおける情報発信の多くは自身の利益や自己満足に陥っているものが多いと考えている。レッスンで例えると、いかに指導者自身がゴルフの全てを理解しているつもりになって「俺の言っている理論、スゲーだろう」「俺の主張が一番正しい」これは見ている皆さんを上達させたい、貢献したいと思う気持ちとは別次元にある。

私のゴルフの原点は、育ててくれたゴルフ界への恩返しである。ひとりでも多くの人にゴルフを好きになってほしい、ゴルフを楽しく続けていてほしい。そこを真摯に追求していけと、東建多度の風は背中を押してくれている気がした。ちょっと強すぎるけれど(笑)。

「初心を忘れず、もっと強くなって帰ってきます」
コースに一礼をして、私は今年も会場を後にした。 (文/中井学)

画像: 中井学(なかい・がく)1972年4月14日生まれ。高校卒業後に渡米し、苦学しつつゴルフの技術を磨き、見識を深めて帰国。ツアープロコーチとして長く活動した後、2015年にプロテスト合格 2016年、東建ホームメイトカップでレギュラーツアーデビューを果たす

中井学(なかい・がく)1972年4月14日生まれ。高校卒業後に渡米し、苦学しつつゴルフの技術を磨き、見識を深めて帰国。ツアープロコーチとして長く活動した後、2015年にプロテスト合格
2016年、東建ホームメイトカップでレギュラーツアーデビューを果たす

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