1982年の第1回大会から第14回まで、女子ツアーのフジサンケイレディスクラシックが行われた。プロ競技も開催できる戦略性を持ちながら、初級者も楽しめ、さらにコースとしての品格や美しさにもあふれている。

富士山を望む美しい景観や気候、自然の造形すべてを活かして

霊峰富士の裾野に広がるファイブハンドレッドクラブ。愛鷹山の自然の造形を活かし、富士山をはじめ箱根連山や駿河湾の眺めも素晴らしいこの丘陵コースには、設計家・宮澤長平の思想が強く反映されている。

依頼を受けた宮澤はまず、富士南麓の地形構造、各所からの眺望やその土質、植生、気候の特徴など多岐に及ぶ調査を行った。こうした緻密なデータを積み重ね、新たなゴルフ場の構想を固めていく。そして基本コンセプトを「初級者から上級者までが、それぞれの実力に応じて楽しめる」「プロの競技会の開催が可能」「コースとしての品格や美しさを兼ね備えている」と決めた。

画像: すべてのプレーヤーが楽しめ、美しさを兼ね備えたコースレイアウト

すべてのプレーヤーが楽しめ、美しさを兼ね備えたコースレイアウト

これらを実現するうえで、最大のハードルとなったのが、標高にして約150メートルもある高低差だった。そのため、クラブハウスを境に低標高のエリアにアウトコース、高標高のエリアにインコースをレイアウト。同時に、各ホール単体がゆるやかな下りとなるように配慮し、上りのホールについては高低差を極力少なく抑えた。その結果、広く開放的な佇まいを持ち、段々畑状であることを感じさせない落ち着いた雰囲気のゴルフ場を完成させた。

さらにこのベースレイアウトの上に、自然の地形を活かしたアンジュレーションや、ハザードとしての樹木、池、バンカーを配置。また、園芸畑出身の宮澤らしく、どの季節にプレーしても美しさと楽しさを感じられるようにと、ホールごとの植栽にもこだわりを見せた。

こうして、多種多様な実力のプレーヤーが楽しめる戦略性と、コースとしての景観・品格とを両立。第1回大会から14回にわたり女子ツアーのフジサンケイレディスクラシックも開催され、宮澤は3つの基本コンセプトをすべて実現させたのだ。

画像: 自然の地形を活かした戦略的なホール

自然の地形を活かした戦略的なホール

趣の異なるアウトコースとインコース

箱根・伊豆・駿河湾を望む広大な丘陵地の趣深いアウトコースと、変化に富んだ山麓の地形を戦略的に攻めるインコース。また、春の桜、ミヤマツツジに始まり、夏は百日紅、秋には珊瑚樹、キンモクセイ、そして冬は梅、水仙。四季を彩る花々にも囲まれ、記憶に残るラウンドを満喫できるだろう。

コース内に咲く花々が季節の移ろいを演出する

This article is a sponsored article by
''.