
絶景と戦略性が混在するコース
まさに“北の大地” ならではの絶景だ。しかし、OBも木々のブラインドも気にならない広々としたコースだからといって、なめてかかれば痛い目を見る。ザ・ノースカントリーは2005年から現在までつづく男子ツアー「セガサミーカップ」の舞台であり、世界中の難コースで戦ってきた青木功の設計・監修なのだ。
「オーガスタの華やかさ、イギリスの名門セントアンドリュースのようなタフさを兼ね備えた世界に通用するもの」を目指した結果、辿りついたこのコースは「自らの集大成といっても過言ではない」と設計者の青木は言う。
青木功はこのコースを造るにあたり、平面的な地形だけでなく立体的な空間をも見る目で、設計に臨んだのではないだろうか。“北の大地”を吹き抜ける風の通り道を、各ホールのどこに設けるのか。空中にまで、そのデザインは及んでいる。

風はゴルフのもっとも大切な財産
1895年の第1回全米アマ優勝者であり、USGAの創始者のひとり(初代副会長)であるチャールズ・マクドナルドは、こんな名言を残している。「風はゴルフのもっとも大切な財産である。
風がさまざまに変化することで、そのホールはいくつもの顔を持つことになるからだ」
全英オープンの舞台となる英国のコースでは「トーナメントの初日は6番アイアンで打ったパー3が、翌日はスプーンでも届かない」などということが、当たり前のように起こる。風のきまぐれで“ホールの顔”は千変万化するのだ。
ザ・ノースカントリーの各ホールもまた、北海道ならではの風により変化する“いくつもの顔”を持っている。
「風はゴルフのもっとも大切な財産である」
もしザ・ノースカントリーゴルフクラブを訪れることがあれば、きっとこの言葉を思い出すことだろう。
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